東京まちある記

地形、歴史、建築、アート、商店街、お店、いろいろな魅力のかたまりの東京のまちを 日々 歩いている 現場からのリポート

東京の街を歩く理由 そこに湧水があるから。

こんばんは、まちあるき屋です。

 

前回、東京の街なかで 水が湧いてくる話を書かせてもらいました。

どちらも武蔵野台地のキワ、崖下や その近くから コンコンと湧いているのですけど、その出てくるところが人の手が加えられていて、あまり自然に地下水が湧き出てきている感じが薄い景色でしたね。なので 今回は自然と地下水が地表に湧き出てきている姿、湧き出るというより 滲み出てきていることが分かる画像をアップしますね。

 

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板橋区小豆沢にある小豆沢公園の緑地。小豆沢公園は ちょうど武蔵野台地と東京低地の境目に位置しこの写真は武蔵野台地のキワの崖下部分を捉えています。よく見ると 土がむき出しになっている真ん中あたりが黒く見えませんか?

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もうお分かりでしょうか。黒く見えたのは土が水に濡れていたから、雨でも降っていれば 珍しくもなんともない画像ですが、他の場所は濡れてませんから 雨が降っている、または雨が降っていた訳でも無さそうです。

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もう少し近づいてみると、土の表面を、崖の上の方から 水が流れているように見えますね。

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土の表面に近づいてみると、まさに水が流れていることが分かりますが、この画像では分かりにくいですかね。。

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で、いったい どこから水は流れてきているかというと、この崖の中腹あたりの土の中から水が浸み出してきているようです。

と、こんな感じで 今でも 東京で自然に 地下水が地表へと浸み出してきている場所があることを知っていただけたでしょうか。

ということで、東京の街を歩いていると、今でも こうした自然の営みを見ることができるのも 面白くありませんか。次回も、こうした湧水にまつわる話か、少し そこから離れて東京の商店街のある側面についてお話させていただこうと思います。